ミミに一度は子供を産んでほしいと思っていたら、
友人の飼い犬、イケメンボーダーコリー八雲君がお相手になってくれました。
3月18日 交配

交配から62日目でこんなパンパンになった。
犬の妊娠期間は平均63日。
交配から分娩まであっという間。
ここから先は分娩記録です。
5月20日午後9時頃より
産箱の床を引っ掻き回したり、しょっちゅうトイレに行ったりで、そわそわするミミ。 そろそろ出産が近づいてるのかなと観察。
5月21日午前1時00分
産箱でピーピー言いながら息む事数回、ついに陣痛開始。
なでてあげると私の手をなめ返して来て不安な様子。
パチン! と音がして、膣からちょっと茶色っぽい水が出ました。
そしてその後、胎膜が出て来たのですが、
ミミが気にして、しきりに外陰部を舐めているうちに引っ込んでしまいました。
〜午前5時まで
何度か陣痛が来て息むのですが、分娩しません。
途中で玄関に行ったのでトイレかな?と思い外に連れ出します。
動いたら刺激になるかも・・・と思ったけれど、やっぱり分娩なし。
破水から2〜3時間以上分娩しないのは異常事態。
なんだか陣痛も弱くなってしまいました。
最初の破水から既に4時間。 漁師さんに頼んで船を出してもらって病院に行こうか
どうしようかと考えましたが、苦しんでいるミミを船と車で運ぶ大変さを考えて悩みました。
とにかく難産でミミを死なせることだけは嫌だ!と思い
勇気と根性を出して、清潔に洗った指をミミの膣に入れてみる事に・・・
あっ!子犬の足が触る。
胎膜が破れ、引っかかってうまく分娩出来ないのでしょう。
ミミを励ましながら、指で胎児の足を押さえて外に引っ張りました。
しかし、つるつる滑るしなかなか降りて来てくれません。
この一匹目の子はきっと死産だろうな・・・と思いましたが、とにかくこの子を出さないと他の子も死んでしまうしミミの命も危ないと思い必死で引っ張りました。
滑るし、タオルを使う程には子犬は出て来ていないので、滑り止めにキッチンペーパーを使って、ミミの陣痛に合わせながら無我夢中で引っ張ること数十分。
5時20分
一匹目誕生 オス
死産を覚悟していましたが、なんと大丈夫でした。チアノーゼもなく、ピーピー鳴いてます。
重さを量ると422g 妊娠前体重9、5キロのミミの体格に対してずいぶんと大きな子供で、難産の原因の一つは胎児が大きすぎたからかも・・・と思いました。
次の陣痛を引き起こす為にも胎盤はミミに食べてもらいました。
二匹目からは自然分娩で行けるはず!と願い、ミミを信じてこのまま家で出産させることに。
7時00分
二匹目誕生 オス 397g
分娩、へその緒の噛み切り、胎膜処理、全てミミが行う。
一匹目がいると邪魔かな〜と思い、あらかじめ用意していた保温箱に入れるとミミが不安そうに見るので、すぐにミミの側に返しました。
7時13分
三匹目誕生 メス 393g
自然分娩
ミミが産箱から出て来てトイレに行きたそうなので、外へ連れ出す。
もうこれ以上産まないのかな・・
と、思いきや、
8時16分
4匹目誕生 オス 411g
自然分娩
再びトイレに行きたがり、水を大量に飲みました。
4匹で全部の様です。
分娩後も何度かトイレに行きたがり、外で排尿、排泄させました。
交配相手がミミよりも結構大きい犬だったせいか、どの子もけっこう大きくてびっくりしたけれど無事に産まれて来てくれて本当にありがたいです。
何年かぶりの完全徹夜。
でも徹夜したのにこんなに清々しい気分の朝は初めて。
ようこそ子犬達。 そしてミミ、お疲れさん。心からありがとう。

まーもうかわいいこと!
しばらく子犬ばっかり眺めて、仕事に手がつかないでしょう・・・。
追記
ミミのトイレが近いので、うとうとしながらも起きていたら
15時40分、まさかの陣痛。
4匹目が産まれてから7時間半後なので驚きました。
30分程かかって分娩されました。
が、出て来た時からチアノーゼで、全身真っ青。
急いで口鼻の中を出して体を振ったり、熱めのお湯で温浴させたりしましたが蘇生できず。
412gのメスでした。
庭のレモンの樹の根元に埋めました。合掌。